割りばしを使って椅子の昇降シリンダー(ガスシリンダー)を固定する方法は、シンプルながら一時的な対策として有効です。
高度が下がらなくするための処置であり、昇降はできなくなります。
シリンダーが故障して勝手に下がるという場合に有効な手段です。以下の手順で試してみてください。
方法:割りばしを使って固定する
用意するもの
- 割りばし(2~4本)
- 木工用ボンドまたは接着剤(なくても可)
- ハンマー(必要に応じて)
手順
- 椅子を逆さにする
座面を下にして安定した状態にする。 - 昇降シリンダーの隙間を確認する
座面とガスシリンダー(支柱)の間にできる隙間をチェックし、割りばしが挟めるか確認。 - 割りばしを適切な長さに折る
隙間の高さに合わせて割りばしを適宜カットする。 - 割りばしを隙間に挿し込む
- 割りばしを1本ずつ、均等に隙間へ押し込む。
- うまく入らない場合は、ハンマーなどで軽く叩いて押し込む。
- 追加で割りばしを詰める
ぐらつきがなくなるまで、複数の割りばしを詰める。 - (オプション)接着剤で補強
- 強度を上げるために、木工用ボンドを割りばしに塗って固定する。
- 椅子を戻して確認する
- しっかり固定されたことを確認し、椅子を元に戻して座ってみる。
ポイント
- 割りばしの本数:1本では強度が足りないため、複数本使用する。
- ガスシリンダーの隙間が広い場合:割りばしを2本まとめて挟み、スペースを埋める。
- 半永久的な固定ではない:割りばしが摩耗すると緩むことがあるので、定期的に点検する。
↑シリンダーの関節部分にスキマが全くない場合や、長期間使いたい場合は、固定クランプを使う方法も検討しましょう。接着剤や割りばしを利用した処置よりも、はるかに見栄えも良いです。
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