エズの写真を見て、思わず「ここは本当に現実なのか」と疑いたくなりました。南フランスのコート・ダジュール、ニースとモナコの間にある小さな村、エズ。まるで物語の世界に出てきそうな場所で、憧れるのも無理はないと思います。
似たような場所でイタリアのチンクエテッレやアマルフィには行ったけど、この手の街並みには本当に目が無いんですのよ。
石畳の路地はとても細く、両側に中世の建物がギュッと並んでいて、歩いているだけで時間が巻き戻るような不思議な感覚になります。建物の壁にはつたが這い、窓辺には花が咲き、すべてが計算された美しさというより、自然と調和した静かな魅力に包まれています。
特に心を惹かれるのは、そこから見える地中海の風景です。標高の高い村なので、眼下に広がる海の景色がとても雄大。よく「天空の城ラピュタみたい」と言われていますが、その例えがぴったりなほど、空と海が混ざり合うような景色が楽しめます。現実離れした幻想的な雰囲気が漂い、迷路のような路地に入り込めば、観光というより“旅の途中で異世界に迷い込んだ”ような感覚になるのではないでしょうか。
一度は泊まってみたいのが、エズにある高級ホテル「シャトー・エザ」。ここは元々王子が住んでいたという歴史があり、テラスレストランからの眺めも格別。きっと夜は満天の星、朝は海から昇る光に包まれながら、夢の中にいるような時間が過ごせるはずです。
海外旅行でフランスに行くならパリやモンサンミッシェルも魅力的ですが、エズは“静かなヨーロッパの宝石”という感じで、忙しい日常から少し離れて、自分の感覚を取り戻せそうな場所だと思います。いつか本当に、迷い込んでみたいですね。
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