ドラクエ11 名作

日記

ドラクエ11はなぜ名作なのか──完全版炎上騒動も含めて振り返る

ドラゴンクエスト11は、シリーズの中でも“名作”と呼ばれることが多い作品だ。

登場人物の1人「ベロニカ」の「さそうおどり」をネットミームとして見かける機会が増えたので、ふと語りたくなった。

2017年にPS4と3DSで発売され、王道の物語と高い完成度が評価されたが、後に起きた“ある騒動”もまた、ファンの記憶に残っている。

それが、完全版の発売による炎上だ。

「完全版」が後出しで発売──何が問題だったのか?

ドラクエ11は、発売から2年後の2019年に「ドラクエ11S」としてNintendo Switch向けに“完全版”が登場した。
新たなボイス付きイベントや追加ストーリー、UIの改善など、オリジナルよりも明らかに充実した内容だったため、多くのプレイヤーから好評を博した。

しかし問題となったのは、そのさらに1年後、2020年にPS4でもこの完全版が再び発売されたことだ。

もともと2017年のオリジナル版をPS4で購入していたユーザーの中には、「なぜ最初からこれを出さなかったのか」「Switchで買い直したのにまたPS4で?」「追加要素だけDLCで売ればいいのでは?」といった怒りの声が上がった。
これが、いわゆる完全版商法への批判であり、炎上の原因となった。

なぜそれでも「名作」と言われるのか

炎上したとはいえ、ドラクエ11の本質的な評価が下がったわけではない。
緻密に練られたシナリオ、登場人物の成長、感動的な展開──そして過去作のファンが思わず涙するような“あの演出”が話題となり、ゲームとしての完成度は非常に高かった。

むしろ、「あの名作がより進化した」という見方をするファンも多く、Switch版やPS4の完全版を歓迎する声も根強かった。

「名作」であることと商法への反発は別問題

商業的な売り方への反発と、作品の質への評価は別物だ。
完全版の売り方に不満があったとしても、それによってドラクエ11そのものが駄作になるわけではない。むしろ、3年以上にわたりさまざまな形で語られ続けたこと自体が、ドラクエ11の「強さ」や「愛され方」を証明している。

もちろん、ユーザー側の不満も理解できる。最初に高額で購入した人が後から損をした気持ちになるのは自然なことだ。
だが、重要なのは「プレイ中に何を感じたか」だと思う。楽しかった時間や心を動かされた瞬間まで否定してしまっては、本末転倒ではないか。

ドラクエ11──時代を超えて愛される王道RPG

最終的に、ドラクエ11は“シリーズ最高傑作”とまで言われることもあり、世代を問わず多くのプレイヤーに受け入れられた。
時を経ても色褪せない普遍的な魅力があるゲームは、やはり“名作”と呼ぶにふさわしい。

騒動も含めて語り継がれる、それこそが真の名作の証なのかもしれない。

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