箱根 ガラスの森美術館

日記

箱根というと、温泉や大涌谷などの定番を連想しがちだが、少し視点を変えると、旅の印象をガラリと変えてくれる場所がある。

そのひとつが「箱根ガラスの森美術館」。
名前だけ聞くと静かな美術展示を想像しがちだが、実際にはそこ全体がひとつの芸術作品のような空間。まるでヨーロッパの村に迷い込んだような錯覚を覚えるという声も少なくない。

最大の特徴は、敷地を包み込むガラスの装飾。

橋や庭園に配された繊細なガラス細工が、風や光に反応してキラキラと輝く様子は、ただ“きれい”で片付けてしまうには惜しい。視覚だけでなく感情までも非日常に引き込んでくれる。
特に晴れた日の光の下では、ガラスが空の色や雲の動きを映し出し、その場の空気ごと作品に変えてしまうような感覚が味わえるという。

そして忘れてはならないのが、館内に併設されたレストラン「カフェ・テラッツァ・ウカイ」。
あの「うかい」の系列だ。

料理や雰囲気のクオリティには定評があり、箱根の旅先グルメとしても十分に期待できる。

ここでは、上質な食材と丁寧な盛りつけが楽しめるだけでなく、テラス席から望む庭園の景色が秀逸。

目の前には箱根の自然とヴェネチアン風の建築が融合した景観が広がり、まさに“食事をしながら異国にいる”という不思議な感覚が味わえる。

デザートやドリンクもガラス製の器にこだわっていて、美術館の世界観と見事に調和している。

タイミングが合えば、館内で行われるクラシックの生演奏が耳に届くのも魅力。箱根観光の中でも、どこか気持ちを「整える」場所として、一度訪れてみる価値は十分にある。

定番だけで終わらせない箱根旅を目指すなら、「ガラスの森美術館」は選択肢に入れておきたい。
非日常の余韻を、静かに、そしてしっかりと味わわせてくれる場所だ。



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