グランモール公園 横浜美術館

横浜市

横浜美術館の入口が面しているグランモール公園の床に埋め込まれた、ホタルのような瞬く光。

あれを見ると、本当に心が和みます。道幅が広く、風が気持ち良く通り抜けるこの場所は、みなとみらいの中でも個人的に気に入っている空間の一つです。夜になると、その光がまるで生きているかのようにきらめいて、独特の雰囲気を作り出しているのを見ると、とても好きな光景だなと感じます。

仕事帰り、ちょっと歩きながら考え事をしたくてみなとみらい線を利用せずに横浜駅まで歩いていく機会が結構あって、この美術館の前は何度も通っているのですが、実はまだ一度も中へ入ったことがありません。

個人的には、どうも美術の世界というのは敷居が高いというか、自分とは別世界にあるような感覚があったからかもしれません。学生時代の美術の成績が壊滅的だったこともあり、なんとなく自分には縁遠い場所だと思い込んでいた部分があるのでしょう。

ただ、ふと入場料について調べてみたところ、企画展によって異なるものの、大人で1,500円程度のようです。

横浜美術館は、2025年2月に全面再開したんですよね。

2021年から改修で休館していましたが、昨年(2024年)のトリエンナーレで一度開館し、その後にまた休館して準備を進めていたようです。改めて開館した「おかえり、ヨコハマ」という企画展では、横浜にゆかりのある作品が多く展示されていると聞きます。

日本で最初の汽車が品川と横浜の間で開通したことにまつわる作品や、初期の横浜駅が描かれた絵画もあるそうで、芸術はさておき地理と歴史には多少興味あるので楽しめるかもしれません。

有名どころでは、ルネ・マグリットの不思議な雰囲気の作品や、奈良美智の巨大な「春少女」といった横浜美術館の目玉ともいえる収蔵品も展示されているようです。とはいっても、ウェブで紹介されていた有名美術を羅列しただけで個人的には「さっぱりわかっていない」んですが、多様な美術に触れる機会があるのは面白い発見になるでしょう。

子供向けの工夫もされているようで、作品の一部を印刷したクイズカードや、ひらがなで書かれた説明文などがあるのは、美術がより身近になる良い試みだと感じます。館内のカフェもリニューアルされたそうで、美術館巡りで疲れた足を休める場所としても利用できそうです。思っていたよりも気軽に楽しめる場所なのかもしれない、という印象を受けました。

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