鬼滅 無限城

『鬼滅の刃 無限城編』を再び観てきました。水曜日の割引で1300円とお得に鑑賞できたのも嬉しかったです。パンフレットがまた新しくなっていて、開演前からテンションが上がりました。映像は相変わらず圧巻で、結末を知っていても退屈する瞬間は一切ありませんでした。無限城のスケールとギミックの演出は、映画館の大画面でこそ真価を発揮すると思います。

二週目ということもあり、一週目のような手に汗握る緊張感は薄れましたが、その代わりに演出や構図の細部に目が行き、アニメーションとしての完成度の高さを改めて実感しました。戦闘の迫力はもちろん、キャラクターの感情表現や音の入り方が繊細で、全体を通して映像美に酔いしれる時間でした。

猗窩座があの構えを取るのか、なぜ羅針盤が雪の形状なのか、弱いことを憎むのか。その全てが彼の「家族への想い」と深く結びついていて、鬼でありながら人としての温かさを最後まで抱え続けた存在であることに点が線になるように気付く過程は鳥肌が立つ体験でした。

人並外れた強さとやさしさを持つ人間時代の猗窩座は、実は鬼殺隊としての適性が高かったのに人間の業によって鬼に堕ちたのは皮肉です。

韓国など、親孝行を美徳とする国ではきっと人気が高まるキャラクターになるはずです。月に一度くらいのペースで、劇場の大画面で鬼滅を観るのも悪くないなと思える、満足度の高い一日でした。

 

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