夏休み終わりの風物詩といえば、終わっていない小学校の自由研究です。
タイムリミットが今日まででも何とかするべく、爆速終了で簡単な自由研究を調べたのでご紹介します。
ペットボトルで雲の発生を実験
必要なもの 1.5リットルペットボトル /線香 /ライター
①ペットボトルに一センチの高さまでお湯を注ぐ
※一円玉の直径が2㎝。定規等が無ければ一円玉の半分の高さを基準にしてみるといいでしょう。
②線香に点火しペットボトル内に線香煙を5秒ほど充填させ、しっかり蓋を締める。
③ペットボトルを両手でもち、ボトルの腹を力いっぱい握ると線香の煙が消える。握る力をゆるめると雲が発生する。
この実験は気圧によって水が液化と気化を繰り返す様子を観察するものです。ペットボトルに対し、より強い力を加えるほど気圧が上がり、多くの水蒸気(雲)が発生して濁ります。
レポートの内容は、ペットボトルへの力加減によって雲ができる量が変化する様子をまとめたものであれば良いでしょう。
バターを手作り
必要なもの 500mlペットボトル /はさみ /生クリーム /氷水入りのボウル
①内部を清潔にしたペットボトルにしっかり冷やした生クリームを100g入れる。
②ペットボトルを振る、ボトルが手の熱で温まりそうになったら氷水入りのボウルに沈めて冷やす。
③ボコボコと固形物が当たる感触がしてきたら、バターが完成しているのでボトルをはさみでカットし、バター取り出す。
この自由研究は、順調にいけば振り始めから20分ほどでバターへと変化します。レポートの内情はシンプルに美味しいバターができた!おいしかった!でもいいのですが、なぜバターができたのかについても言及すればより「らしい」レポートになるでしょう。
クリームや牛乳に含まれる乳脂肪はたんぱく質を主成分とする膜に包まれ、脂肪球同士がくっつかないようになっています。
振動によって乳脂肪を覆う膜が破れると、雪だるまのように脂肪球同士がくっつきあってバターの塊ができる。というのが、この実験のからくりです。
おわりに
いかがでしたか?当記事で紹介したのは、自由研究の中でも道具の用意が簡単で工程も3ステップと、最も楽なテーマだと思います。
凝ったことをやろうとすると、買い出しに要する時間+研究の実行時間+レポート作成で、自由研究が完成するまでにかなりの時間を取られてしまいます。
時間と手間のいらない自由研究をすることで、タイパの恩恵も親子で学習できるかもしれませんね。
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