ドアンザク - 助かりましたブログ

先日、映画「ククルスドアンの島」の新作PVが公開されました。

主な注目ポイントはこちら。
・ドアンの声優が若手人気「武内駿輔」に決定。
・ガンダム対ドアンザクのシーンがある。
・ドアンがシャアと並ぶエースパイロットとして設定？

一つずつ見ていきましょう。

おそらく古参ガンダムファンにはなじみのない声優、武内駿輔さん。
ガンダム作品への出演はこれがドアンの島が初出かと思いきや
鉄血のオルフェンズでアリアンロッド艦隊士官役で登場していた模様。

閃光のハサウェイではイラム・マサム役で出演。
劇中で名前を呼ばれた記憶すらなく、申し訳ないがそんな奴いたっけ？
というキャラ。

いきなり劇場版ガンダム作品の主人公に大抜擢です。

ドアンの風貌は「男気のあるおっさん」であり、
PVを確認したところドアンの体躯に見合った筋肉質な渋い声質でございました。
これは期待できます。

ドアンパンチでガンダムはじめ高性能機を次々撃墜するイメージが定着した
ドアンの搭乗のザクⅡ、通称「ドアンザク」

原作においてもアムロ機を撃墜したのは確かなのですが、
ドアンザクと交戦したアムロの機体はコアファイターでした。

ガンダムにドッキングしたのはドアンと和解した後なのが
原作における流れであり、
実はドアンザクとガンダムは一度も交戦していません。

PVではアムロがガンダムでドアンザクと交戦しているシーンを確認。

原作から大幅な変更となっておりますが、
コアファイターに勝ったところでドアンのすごさはいまいち伝わってこないため
ドアンファン的にはうれしいファンサービス。

まだ断片的な情報しか出ていないため憶測になりますが、
黒い三連星のガイアらしき声で「赤い彗星かドアンか」というセリフが登場。

ドアンザクは、個人が応急処置を施したいわゆる「整備不良のザク」です。
それを駆ってガンダムを相手に攻撃をいなし、互角に戦うシーンで流れるのがそのセリフ。

パイロットの実力をもってして「赤い彗星かドアンか」と語られていると考えられます。

原作では脱走兵が守る子供たちの為に奮闘すると描かれているだけで、
ドアン自身のパイロット技量や過去の戦果に関して具体的な言及は無しでした。

赤い彗星級のパイロットとして描かれるのなら、
脱走前はドアンもエースの二つ名があったという話になるかも？

新旧ガンダムファンの話題をかっさらっていったククルスドアンの島の新作PV。
ゲームではおっさんのザクがイケメンなガンダムを殴って倒すというインパクトにより、
10代20代の若者ファンにも意外と認知率の高い作品です。

若手ガンダムファンに何だこのおっさん！？とか言われていたのは過去の話。

映像作品はガンダムの正典とされているので
ゲームのようにザクにパンチで倒されるガンダムが描写されたら
ドアン≧赤い彗星という図式が生まれてしまい
シャアのファンに衝撃を与えそう。

一応、劇場版ドアンザクはヒートホークを装備していることが確認できていますが、
相手がガンダムであれば生きた心地のしない貧弱な装備です。

ベテランジオン兵はおろか、シャアやランバ・ラルですら
ヒートホークがあればガンダムと互角に戦えるという話にはなりません。

あまりドアンを強く描くと、グフやドムなど、
ザクよりも高性能な機体でガンダムに敗北したジオンのエースを地に落とす可能性もあり、
ガンダムが負けてうれしいやら、著名なジオンのエースが大したことないのか、
ジオン公国民を自称するファンは複雑でしょうね。

私個人としては、面白ければ何でもありだと思います。

レッツ、ドアンパンチ