羽毛布団の洗濯
10月は肌寒い夜が訪れるようになり、本格的な冷えこみが到来する前に羽毛布団の準備を完了させておきたい時期です。
不衛生な布団を使用していると体中がかゆくなったり悪臭が発生します。単に不快というだけでは済まず、健康被害を引き起こす可能性があるので、布団洗濯のサボりはバカにできません。
羽毛布団の洗濯は、適切な方法で行えば自宅でも可能です。しかし、デリケートな素材であるため、注意が必要です。
秋口にやるべき家事の定番とはいえ、布団の洗濯表示、洗濯機の容量など、ただ洗濯するだけなのに確認することが多く面倒ですね。
布団洗濯に役立つ情報
- 洗濯表示の確認: 洗濯表示を確認し、洗濯機洗い可能か、手洗いのみか、ドライクリーニングのみかを確認します。「洗濯機洗い可」の表示があっても、水温、脱水時間、洗剤の種類などに注意が必要です。
- 洗剤: 中性洗剤を使用します。柔軟剤は使用を避けましょう。柔軟剤は羽毛の油分を奪い、保温性を低下させる可能性があります。
- 洗濯方法: 洗濯機で洗う場合は、「大物」「毛布」コースを選び、必ず洗濯ネットを使用します。縦型洗濯機では、先に水を溜めてから布団を入れると効果的です。手洗いは非常に手間がかかりますが、布団を傷めにくい方法です。
- 乾燥: 乾燥機を使用する場合は、低温で長時間乾燥させます。天日干しは避け、風通しの良い日陰で十分に乾燥させます。乾燥不足はカビの原因となります。自然に乾かすには数日かかることを想定しましょう。
- 洗濯頻度: 一般的に、1年に1~2回が目安です。布団カバーはこまめに洗濯することで、布団の汚れを防ぎます。
- コインランドリー: 大型の洗濯機と乾燥機が設置されているコインランドリーを利用するのも有効です。費用と時間、運搬の手間などを考慮して判断しましょう。ただし、他人の洗濯物による二次汚染のリスクも考慮が必要です。
布団洗い時の洗濯機の設定について
- 「毛布コース」: 多くの洗濯機に搭載されており、布団を優しく洗うコースです。これが最も推奨されます。
- 「大物コース」: 毛布コースがない場合の代替案です。
- 「弱水流コース」: デリケートな布団に適しています。
- 「おしゃれ着コース」: 一部の機種にあり、デリケートな素材に適する場合があります。
- 「水位・高」: 布団全体が十分に水に浸かるように、一番高い水位を選択してください。
便利(かつほぼ必須)なアイテム
-
-
大型洗濯ネット: 羽毛布団と洗濯機の両方を保護します。
-
-
-
中性洗剤: 羽毛に優しい中性洗剤を選びましょう。
-
-
-
布団乾燥機: 乾燥時間を短縮し、より確実に乾燥させるのに役立ちます。
-
まとめ
・自宅で洗濯する場合は、時間と手間がかかりますが、丁寧に作業すれば、清潔でふわふわな羽毛布団を取り戻せます。
・コインランドリーは手軽で費用も比較的安価ですが、運搬の手間と乾燥時間を考慮する必要があります。どちらの方法を選ぶかは、個々の状況によって最適な方法が異なります。どうしても布団を洗う余裕がない場合には、布団カバーをこまめに洗濯することである程度の清潔感を守れます。
・高価な羽毛布団や、洗濯表示に「手洗いのみ」「ドライクリーニングのみ」と記載されている場合は、クリーニング専門店に依頼することをおすすめします。乾燥させる手間が大変だと感じた方にも布団クリーニングはおすすめです。
コメント