ファイナルファンタジータクティクスは、剣と魔法の世界を舞台にしながらも、ただの王道ファンタジーにとどまらない作品だ。プレイヤーが直面するのは、血筋や階級、宗教、裏切り、権力闘争といった、中世ヨーロッパを思わせるドロドロとした政争の世界。善悪が単純に割り切れない複雑なキャラクターたちの思惑が交錯し、物語は常に緊張感に満ちている。
ビジュアルや音楽も独特の重厚感があり、陰鬱な雰囲気とドラマチックな展開が絶妙にマッチ。特に中世ヨーロッパ風の世界観や、騎士・貴族・教会といった存在が絡むストーリーが好きな人にはたまらない内容だ。
シミュレーションRPGとしてのゲーム性も高く、自由度の高いジョブチェンジシステムや戦略的なバトルが楽しめる。ファンタジーとリアルな人間ドラマが融合した名作として、今でも語り継がれる理由がよくわかる作品。
数年前にアプリ版をプレイしたことを唐突に思い出し、ちょっと語りたくなった。
FFTは名前を聞くともう一度やってみたくなるよね。
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