横浜開港祭

イベント

すっかりみんなの記憶から薄れていたイベント、「横浜開港祭」が、今年ついに10年ぶりに3日間フル開催される。期間は5月31日から6月2日まで。会場はみなとみらい21地区の臨港パークとその周辺だ。

この開港祭、正式には官民による「開港祭協議会」が主催する催しで、今年で44回目を迎える。直近は規模縮小や短縮開催が続いていたが、フルスケールでの3日間開催は2015年以来という。主催者はおよそ85万~90万人の来場を見込んでいるが、どこか“そんなに覚えてた人いた?”というのが正直な印象かもしれない。

とはいえ、内容は相当充実している。環境に配慮した展示ブースや、子ども向けの職業体験、音楽やダンスのステージイベント、さらにはグルメやファッションショーまで網羅されているという。家族連れや観光客にとっては、散歩がてら立ち寄るには十分すぎるほどのボリュームだ。

特に注目されているのが、パシフィコ横浜国立大ホール前に設置される巨大噴水。幅30メートル、高さ25メートルの規模で水が吹き上がり、夜には2時間おきにライトアップされる演出が施される予定だ。

そして最終日、6月2日の夜には、約3000発の花火がフィナーレを飾る。今年は「横浜ハンマーヘッド」周辺に有料の観覧席が3500席用意され、昨年行われたドローンショーの代替として、よりクラシカルな夜空の彩りが楽しめるという。

思い入れがある人には待望の再始動、存在をすっかり忘れていた人には“そういえばそんなのあったな”という程度かもしれない。いずれにしても、初夏の横浜でふと時間が空いたなら、港風に吹かれながら覗いてみるのも悪くない。

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