神奈川県の観光地、江の島には、喧騒から一歩離れた場所に、ひっそりとした路地裏がいくつか存在する。江の島の裏路地でも「最深部」にあたる「見晴亭」付近の坂道は、海と富士山の両方を一望できる数少ないポイントとして知られている。
建物の隙間を縫うように通る細道は、観光客が少ない時間帯であれば静寂すら感じさせる。先を見通すと、急に視界が開け、目の前には太平洋の水平線と、その向こうにそびえる富士山が姿を現す。雲がなければその山容はくっきりとし、遠く離れた場所とは思えない存在感を放つ。
海に向かってまっすぐ伸びる路地と、背後にある階段との高低差が視界を深く演出し、構図としても非常に美しいとされている。こうした風景はSNS上でも多くの関心を集めており、ある投稿では「階段から富士山まで一枚に収まる」との声もあった。
構図的に似ているのは、京都の「三年坂」の階段だろうか?
都市近郊にありながら、自然の大きさと人の営みの対比が際立つこの場所は、江の島の魅力のひとつだろう。特に天気に恵まれた日には、光と陰のコントラストがより一層ドラマティックな風景を作り出す。
観光地として名高い江の島だが、定番の展望スポットだけでなく、こうした路地の先にある静かな絶景にも目を向けてみる価値は十分にある。
夏の思い出の一枚を撮りたいなら、見晴亭周辺は超おすすめです。ランチ食べるなら、「見晴らし亭」もいいけど、ぶっちゃけとなりの「富士見亭」がオススメ。テラスが絶景なので。
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