山梨県にある世界遺産、忍野八海。
水って着色しなくてもこんな鮮やかな色になるんだなぁ。
色が深いのにどこまでも透き通る。富士山の伏流水が湧き出す忍野八海の水の透明感は、やはり格別です。以前、冬の時期にその清らかさに触れましたが、これからの厳しい夏には、あの透き通る水がきっと特別な涼しさをもたらしてくれるでしょう。
名水百選に選ばれた八つの池は、それぞれが神秘的な表情を見せています。中心地の「湧池」は最大の湧出量を誇り、その透明度の高い青い水は訪れる人を魅了します。「中池」は八つの池には含まれないものの、多くの観光客が訪れる人気のスポットで、水深10mの深さにはアルビノの鱒が泳ぐ姿が見られます。これらの池は、日の光を受けてきらめき、周りの景色を映し出すほどの美しさです。
周囲に広がる茅葺き屋根の建物や水車が並ぶ風景は、日本の昔ながらの趣を感じさせ、まるで時間がゆっくり流れているかのようです。晴れた日には雄大な富士山も望めるため、その景色には心惹かれるものがあります。春には桜、秋には紅葉と富士山が織りなす絶景も楽しめると聞きますから、季節ごとの訪問もまた違った感動があるでしょう。
最近耳にする話では、7/5に大地震が起こる予言を警戒してか、外国人観光客(特に中国人)が減少傾向にあるとのこと。
↑例の予言漫画
まぁ、予言が肩透かしに終わるとするなら、今年の夏は外国人がいない分、いつもより静かで、ゆっくりと忍野八海の美しさを堪能できるかもしれません。混雑を避けて、じっくりと自然の恵みを味わいたいと考える方にとっては、まさに絶好の機会だと感じています。
忍野八海では、湧水を使った名物の忍野そばをはじめ、だんごやおやき、イワナや鮎の塩焼きといった食べ歩きグルメも充実しています。山梨ならではの桃やぶどう味のソフトクリームも、散策の合間の小休止にぴったりです。また、観光の際にはペットボトルを持参して、富士山の雪解け水を持ち帰ることもできます。実際に水に触れると、その冷たさに驚かされることでしょう。
豊かな自然の中で心を落ち着け、涼やかな時間を過ごすには、ちょうど良い機会だと感じています。
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