横浜港の先端、大黒ふ頭には独特の空気があります。
最初に大黒ふ頭のダメなところ伝えておくと、観光要素はありますが観光地としての整備が進んでいるとは言い難く、大黒ふ頭への直通電車は皆無。アクセスは自家用車などがメインで、公共交通を使うなら鶴見駅発のバス(しかも本数あんまりない)となります。
観光要素としては海釣り施設やベイブリッジの遊歩道(スカイウォーク)が整備されており、晴れた日には穏やかな潮風とともに、対岸のビル群を望むことができます。
特に・・・
「ロジスティクスパーク横浜 大黒プロムナード」
〒230-0053 神奈川県横浜市鶴見区大黒町9−9
からの夜景は、視界いっぱいに広がるみなとみらいの灯りが美しく、訪れる人も少ないため静かに過ごせる時間が得られます。穴場の夜景スポットです。
一方でアングラな顔もある土地です。
大黒ふ頭周辺は「走り屋の聖地」とも呼ばれ、改造車の騒音やドリフト走行など、迷惑行為が問題視されております。「すごい車と走りを見たい人」にとってはこの上なく魅力的に映るでしょうが、一方で、純粋に穴場の夜景やパーキングでの休憩が目的の方には、不快感があるでしょう。
ロマンチックというより輩チックな要素がにじみ出る大黒ふ頭ですが、湾上に浮かぶ、みなとみらいの街並みとベイブリッジの明かりが織りなす雰囲気は素晴らしく、非日常を感じさせてくれます。
観光地然とした賑わいはなくとも、自分だけの時間を過ごしたいときに足を運びたくなる、そんな一角であると感じております。
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