「宇宙忍者ゴームズ」、まさに昭和アニメの悪ノリアフレコが本領発揮した作品ですね。
MARVELの「ファンタスティック・フォー」を原作にしているのに、邦題がいきなり「宇宙忍者」+「ゴームズ」と飛躍している時点で笑ってしまいますし、キャラクターの名前や吹き替えの演出が独自すぎて別作品のように感じられます。
特に印象的なのは――
* ゴームズの頭脳明晰さと倫理観の欠如が紙一重で、時に「鬼畜ヒーロー」と呼ばれるような突き抜け方
* ファイヤーボーイの「ファイヤー!」連呼と、消火器一つで消される情けなさ
* ガンロックの「ムッシュムラムラ!」という謎の掛け声
* そして悪魔博士が超濃厚な名古屋弁で喋り倒すという、日本版ならではの破壊力
ストーリー自体はちゃんと原作エピソードをなぞっているのに、日本語版吹き替えの演出で一気にコメディ化しているのが最大の面白さです。「ガタピシ」や「けっそ!くるっそ!」など意味不明ながら強烈に記憶に残るフレーズが癖になります。。
近年は動画サイトやSNSで再注目され、「チャージマン研に並ぶ」とも言われるほどネットミーム化しました。MCU人気の後押しもあって、今の若い世代にとっても“ツッコミどころ満載のレジェンド昭和アニメ”として語り継がれています。
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