横浜の街が少しずつ冬の色をまとい始める10月。街角のショーウィンドウにクリスマスリースが飾られ、グランモール公園の並木にもライトの準備が進んでいるのを見かけると、今年も「ヨコハマミライト2025」の季節が近づいていると感じます。開催は11月6日から、約1.5kmにわたって青い光が街を包む予定です。横浜駅東口からランドマークタワーまで、いつもの通り道が幻想的に変わる光景を思うと、自然と足取りが軽くなります。
青を基調とした光の道は、歩くだけで心が静かに澄んでいくようです。環境に配慮してグリーン電力を使っている点も、このイベントらしい温かさを感じさせます。週末にはどのルートで回ろうか、ぷかりさん橋から見える海面の反射をどう撮ろうかと考えている時間も楽しいものです。
パシフィコ横浜の「ウィンターイルミネーション2025」も同時期に始まり、夜景と光が溶け合う眺めはまるで絵のようです。特に海に映るイルミネーションは、波の揺れに合わせてきらめきを変え、まるで生きているように見えます。風が冷たくなる頃、手に温かい飲み物を持ちながらその光景を見ていると、冬の夜がこんなにも優しいものだったかと改めて思わされます。
イルミネーションが終わる2月には、きっと少し寂しい気持ちになるでしょう。それでもまた来年、同じ道を歩けることがひとつの楽しみになっているはずです。横浜の冬は、光とともに記憶に残る季節です。
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