関内駅周辺

関内駅の周辺は、昼と夜でまったく違う表情を見せる街です。昼間は市役所や県庁などが立ち並ぶオフィス街で、スーツ姿のビジネスマンが行き交います。書類を片手に歩く人や、昼休みにコンビニで弁当を買う姿が目立ち、街全体にきちんとした空気が漂っています。ところが夜になると、雰囲気が一変します。特に福富町あたりは、昭和の面影を残すスナック街や居酒屋が軒を連ね、ネオンがきらめく大人の世界に早変わりします。昼間とのギャップに驚く人も多いです。

関内といえば、やはり横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムの存在が欠かせません。試合がある日は、青いユニフォームを着たファンであふれ、街全体が一体となって盛り上がります。特に勝利後の夜は、祝杯を上げる人々の笑い声があちこちから聞こえてきます。一方で、負けた日はどこかしんとした空気が流れ、ファンの足取りも少し重く感じられます。

また、関内駅から馬車道や日本大通り方面にかけては、古いレンガ造りの建物や西洋風の街並みが続きます。歴史を感じさせる景観が多い一方で、「ここはもう馬車道? それともまだ関内?」と、どこからどこまでが関内エリアなのかが曖昧なのもこの街らしさです。

オフィス街ゆえに、昼のランチタイムはどこも混雑します。人気の定食屋やラーメン店は長蛇の列になり、時間をずらさないと入れないこともしばしば。結局、空いているチェーン店に入って「また今日も同じか…」と小さくため息をつくのも関内の日常風景です。

さらに、駅の出口選びにも注意が必要です。北口に出れば、イセザキモールや飲み屋街が広がり、にぎやかな下町の雰囲気。南口から出ると、横浜スタジアムや官庁街があり、整った街並みが広がります。うっかり反対側に出てしまうと、「こんな場所で降りたっけ?」と一瞬迷うことになるのも、関内駅あるあるのひとつです。

昼は働く街、夜は飲む街(ちなみに俺は下戸なので飲めない)――そんな二面性を持つ関内は、訪れるたびに新しい発見があるエリアです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました