未視聴の方にはネタバレになる可能性があります。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』に登場する「シャロンの薔薇」
その正体は色々考察されていましたが、ファーストガンダム界隈では既知のモビルアーマーでしたね。
正式名称はエルメスで、ブランドとの権利関係でガンプラなどはララァ・スン専用MAと言われる機体です。同作に登場する「エルメス」はコックピットが無傷で長辺推定300メートルクラス(初代エルメスは長辺100メートル以下)とされており、初代エルメスとはよく似ている別の何かであることがわかります。
シャロンの薔薇とエルメスの相違点
①機体サイズ巨大化(MS/ジフレドとの対比から有志が推測)
②砲身間にあるセンサー風オブジェなど、各部の微妙な形状がに相違
③表面に光が流れ続けるようなエフェクトが流れ続ける
④コクピットダメージの有無
⑤パイロット「ララァ・スン」の存否
⑥ゼクノヴァ発動の可否
ファーストガンダム時点でニュータイプ能力は「行動の先読み」と「時空を隔てた存在の交信」にとどまっていたはず。記憶違いじゃなければ、NT能力が物理学に影響を及ぼす描写はZガンダムのビームサーベル巨大化が初出で、アクシズショックで極まったという結論になるのかな?
物質ごとパラレルワールドに転移したり、テレポートしたりという庵野節全開の描写は宇宙世紀においてはじめての試みでしょう。
(ユニコーンガンダムが短距離ワープっぽいことしてたけど、サイコ・ワープではなくて目にもとまらぬ高速移動を表現したらそうなったと解釈もできる)
シャロンの薔薇は「ソーラシステム」と組み合わさることでガンダムの歴史にまた一つトンデモ超兵器を登場させることになるのですが、
シャロンの薔薇=キラキラの発生源
キラキラ=光のエネルギー?
なので、光を偏向増幅させるソーラシステムとのシナジーが生まれるということなんでしょうか?
眉間にイナズマが走る描写は昔からニュータイプ・フラッシュ(閃光)とか言われてたし、ニュータイプと光は関係あるんですよと言われてみれば、一応整合性あるっちゃある。
登場当初は奇抜なデザインで馴染めないという声も多かったジークアクスの機体群ですが、初代ガンダムのデザインをほぼそのままぶつけてギミックを大改編してきたエルメスやキケロガ(ブラウ・ブロ)の扱いは、嫌いじゃないですね。
デザイン刷新組はドム・ギャン・ビグザムが大成功と思います。
ただし、ザクのふとももはなんか許せん。
シャロンの薔薇が活躍する10話は、トップをねらえのブラックホール爆弾やエヴァのドグマ降下シーンなどガイナックス作品のオマージュがとても多く、初めてなのに既視感しかない場面にニヤリとした視聴者も多いと思います。
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