神奈川県の京浜急行沿線にちょっとしたハイエナ名物おやじがいた。
奴は横浜、川崎、関内、上大岡などパチンコ激戦駅に毎日出没する。
身長は155㎝程度と小柄。
すべてを呪うような陰険で凶悪な人相といつも同じ服。
誰から見てもあっち側のヤバい奴で
薄毛でテカる頭皮を揶揄して油ハゲという渾名で通っていた。
油ハゲが狙うのはもっぱら低貸しの一円パチンコ。
勝つ方法は手広く心得ており、右打ちランプ、遊タイム、潜伏確変など
食えるものは何でも食っていた。
ハイエナは基本的に高レートを狙う。
一台当たりの単価と時間効率に優れるからだ。
一円パチンコのハイエナなんかに時間を割いていると
4円パチンコや20円スロットのおいしい台を誰かに食われてしまう。
だから激戦区においてハイエナは低貸しを狙わない。
一パチはハイエナライバルが少ないのだ。
油ハゲはその盲点をうまく突いて小銭台を拾い続けている。
一台当たりの単価が安くて地味だが
油ハゲはおそらく一日5千円以上の期待値をつめているだろう。
油ハゲはたまに4パチ20スロレートも見るので
右打ちランプを一台拾えようモノなら日当は余裕で2万を超えられる。
一円パチンコは回らない。
しかし、何となくの気分で打ちやすいので
美味めの台が育つ確率が高くライバルも少ないというメリットがある。
一定の稼働がある店をはしごすれば、
一円パチンコメインの立ち回りでもコンビニバイト程度の日当は叩き出せる。
一円パチンコで勝つ方法は4円と一緒でやっぱりハイエナである。
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