今回の関税延期による株式市場の暴騰は、一時的な安心感から生まれたものだと思います。実際のところ、90日間という猶予は「交渉のチャンスが与えられただけ」であって、問題が解決したわけではありません。むしろ、この期間内に交渉がうまく進まなければ、逆に市場は大きな失望に見舞われる可能性が高いです。
結局のところ、今の株価上昇は過剰に売られた分に対する一時的なリバウンドという見方が強く、交渉次第で簡単に逆回転するリスクを孕んでいます。
米国に対して有効な交渉材料をどれだけ持ち込めるかがカギになりますが、もしこれが不発に終われば、日経は3万円以下まで株価が落ち込みそうです。
いまだ状況は「嵐の前の静けさ」という印象が強い。長期的に見ると、まだまだ楽観視できる状況ではないと感じています。
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