週末にふらっと戸越銀座商店街を歩いてみたのですが、予想以上に印象に残る街でした。
都内の商店街は数あれど、ここまで“地元と観光のバランス”が取れている場所はそう多くない気がします。
まず驚いたのはその長さ。
全長で1キロ以上あるそうです。
昔ながらの八百屋さんや惣菜店が軒を連ねていて、どこか懐かしい気持ちになるような雰囲気が広がっていました。
歩いていて感じたのは、観光客向けに派手すぎるわけでもなく、かといって地元密着に偏りすぎてもいないという点です。
たとえば食べ歩きができるお惣菜やスイーツのお店がいくつもあって、ちょっと小腹が空いているときには最高です。
「戸越銀座」という名前は関東大震災後、銀座から運ばれてきた瓦礫で道が整備されたことに由来しているそうです。
その名前を冠したことで注目され、今や東京屈指の商店街になったという歴史を持っているのだとか。
また、都心からもアクセスしやすいのに、高すぎない物価や過ごしやすい雰囲気が残っていて、
「住みながら楽しめる街」の代表格といった感じがしました。
さすがに1kmの商店街は端の方にシャッター街と化しているエリアもあったり、中央部分はチェーン店の勢いが強かったりと近代化のあおりの影響を受けている印象も否定できませんが、それでも個性的で活気ある街という印象に変わりはありません。
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